意外と手軽に楽しめるワインはロゼ

ワインの中でも白、赤、ロゼと大きく分けて3種類がある。料理に合わせて、肉料理であれば赤、魚料理であれば白というように選ぶ人が多い。実際に、赤でも魚料理にあうものもあれば、白でも肉料理にあうものもある。

 

しかし、1本でアペタイザーからデザートまでというと中々そうはいかない。白も赤も個性がはっきりしていて、飲む場面を選ぶものが多いのは事実だ。一方のロゼは、どの料理にも合わせやすく、白と赤のいいとこ取りのような良さがある。日本では、ヨーロッパのように辛口のロゼを料理と一緒に楽しむという文化があまりなく、多くの酒類販売店でロゼの取扱が少ないのは事実だ。

 

ロゼと言えば、少し中途半端な印象があるかもしれない。値段が高く、年代もののワインを好む人には、ロゼはあまり勧められないが、今までワインをあまり飲んだことがない人や、安くても美味しいワインを探している人には、ロゼはとても適している。ロゼワインにはいくつかの製法があるが、ヨーロッパで禁止されている赤と白をブレンドするワインや、赤ワイン用の黒ブドウだけを使って、白ワインの用法で作る、もしくは赤ワインと同じ用法で作るがある程度色がついた時点で、ろ過をして低温発酵するものがある。

 

色も白ワインに近い薄いものから赤ワインに近い濃いものまであるのは、造り手がコントロール出来ることも大きく、好みのものを見つけるには、色の濃さも加味できるので、わかりやすい。ロゼワインは、比較的安価に購入出来ることもあり、オシャレに見えるが、ワイン初心者でも手軽に楽しむことが出来るのが魅力だ。

 

もうワインを飲めないのがちょっとさみしい。

昔はワインを飲んでいた。私は安いワインが好きだった。安いものにこだわった理由は、学生時代に読んだワインの本だった。その中でソムリエ世界一の人が、500円以上のワインは飲むに値すると言っていたからだ。確かに高いワインはおいしくて当たり前だと思う。ガチャガチャをする感覚で、五百円から三千円のワインを買った。やはり当たり外れが大きく、買ったワインを泣く泣く流しに捨てる事もあった。まあまあのものもあったし、当たりのものたまにはあった。

 

他人に自慢できる趣味ではなかったが、一人で安ワインを探すのはとても楽しかった。
だんだん自分のワインの好みも分かってきた。私は赤ワインが好きだと言うことが分かった。それも渋みが強く、重いものだ。しかし自分の好みのものにこだわらず、色々探した。ボジョレー・ヌーボーにトライしたことがある。はっきりした味だった。やはりワインが若いせいなのかそんなに好きになれなかった。自分の好みと外れていた。ボジョレー・ヌーボーはその後幾度かは飲んだが、それ以上手に取ることはなかった。

 

あんなものをありがたがるのは日本人だけだ、という意見も聞いたことはある。しかしあの若いワインに盛り上がれると言うことは、とてもいい事だと思う。沢山の人が盛り上がり、そのために色々な人がもうかる。何より他人が楽しそうにお酒を飲んでいるのを見るのはとても楽しいことだ。

 

あのまま安ワイン探求を続けられれば良かったが、現在それは出来なくなった。体調を壊して酒が飲めなくなったからだ。しかし昔と同じで、今でも他人がおいしそうに酒を飲んでいるのを見るのは楽しい。